小学校の高学年から中学生になってくると、背の高い低いで悩んでしまうことも珍しくはありません。背が高ければ野球に必ず良いものではありませんが、軟式野球などのスポーツをしたいならば、ある程度の身長は欲しいところです。
遺伝の影響を受けやすいので、どうしても身長が伸びない子もいますが、半分以上の場合は遺伝以外に何らかの原因が隠されています。
栄養不足を始めとして、生活習慣に問題がある場合には背が伸びない可能性が高いので、何をやってはいけないのか把握しておかなければいけません。
まず、栄養バランスの崩れは最も気を付けたいところですが、中学生ぐらいの年代なら食欲が旺盛なのが普通です。その為、食べる量が少ないということはあまりありませんが、食べるものが偏っている場合には特定の栄養素があまり摂取出来ていないケースも多くあります。
骨の成長に大きく関わってくるのはたんぱく質やカルシウムであり、肉類を多く食べているならばたんぱく質が不足することはあまりありません。カルシウムといった日々の食事で不足しがちな栄養素を重視することが重要になっています。
他に、運動も身長に大きく関わってくる要素ですが、運動不足が問題なのは多くの方がご存知の事実です。
一方で、運動のし過ぎも問題と言われており、疲れて家に帰ってしまったらすぐに眠ってしまうのはオーバーワークの可能性が高いです。中学で野球部に入ろうとしているお子さんの場合は、学童野球チームなどで厳しい指導を受けているケースも多く、オーバーワークに陥っている可能性もあるので注意しないといけません。
他に睡眠不足も背が伸びない原因であり、テレビやゲームなどに夢中になり過ぎて夜更かししないよう気をつけて下さい。
この年齢時は、極端に食の細いお子さんを除いては、成長ホルモンが最も多く出ていると言われる、午後10時から朝2時の間は十分睡眠を取る環境を作ることが、最も効果的だと思います。