最近話題になっているいくつかの身長サプリにはアルギニンというアミノ酸が入っているものが増えています。
身長アップサプリだけではなく、色々なく筋肉トレーニングをする人の中でも非常に人気のあるアミノ酸の1つですが、アルギニンとはどんなアミノ酸で、どんな効果があるのか?またどのような飲み方が適正なのか?
調べていきたいと思います。
アルギニンとは?
アミノ酸500種類以上ありますが、人間の身体に関係あるのは約20種類、そのうち、9種類は体内で合成できないために外部から摂らなければいけないもので、「必須アミノ酸」と呼ばれます。残りの11種類は体内にある他の9種類のアミノ酸から合成できるため、「非必須アミノ酸」と呼ばれます。このアミノ酸からタンパク質ができるわけです。子供の場合は体内で合成できないアミノ酸が1種類増えるため、必須アミノ酸が10種類となります。それが「アルギニン」です。
アルギニンが不足すると以下のような症状が出ることがあります。
1.筋肉量が落ちる 2.傷の治りが悪くなる 3.病気に対する抵抗力が落ちる
成長ホルモンとアルギニン
成長ホルモンは成長期には特に盛んに分泌され、身長やや体格の成長に大きく関係しています。成長期に成長ホルモンが不足すると、成長が阻害されて低身長になる可能性があります。大人になってからは、肌の再生、筋肉維持と関係するホルモンです。アルギニンはアミノ酸の一種で、大人になってからは体内で合成できますが、子供ではまだアルギニンを合成する機能が不十分であるため、食事などの外部から摂取しなければなりません。
身長を伸ばすのには成長ホルモンを十分に分泌させなくてはならないのですが、アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進することで、骨端線を刺激して、結果として成長期の子供では身長が伸びると言われています。本来は普段の食事から、アルギニンを補給することが一番よいのですが、食事だけではなかなか摂ることは難しいので、サプリメントを補助的に使うのが良いとされるようになりました。
アルギニンを多く含む食材
肉類や大豆類などに多く含まれています。食材の中で一番多く含まれているのは豚ゼラチンで80mg/gだそうです。
肉の中でも、鶏肉に多くそれにつづき豚肉、牛肉の順番になります。大豆類では味噌、納豆などに多く含まれています
次にアルギニンを1日にどの位とれば効果があり、なおかつ副作用もないかと言いますと 2~4gと言われています。しかし、身長アップではアルギニンを体内で合成しにくい年齢でしたら5g程度までとされています。
この量を食事でとるのは可能なのですが、実際は育ち盛りのお子さんにとっては食が細い子などは難しいのではないのでしょうか?
そこで、アルギニンを含むサプリメントを摂ることが身長アップに有効であるとされるようになりました。
アルギニンの副作用
決められた容量を守っていても、アルギニンはアルカリ性のアミノ酸なのでそのまま摂取すると胃酸を中和してしまい胃、食道に負担をかけることがあります。市販のものはクエン酸などを混ぜて胃の中で中和するように作ってありますので、アルギニン単体をとらない限り大丈夫だと思います。
わたしも、一度アルギニンを単体で摂りひどい思いをしました!!(笑)
市販されているいる身長サプリでも、アルギニンを5g多く含むものは 「dr.senobiru」のくらいだと思います。もちろんほかのサプリが悪いというわけではなく、作用が違う考え方に基ずいて作られているのでと思います。
医療用になりますと、もっと多量に入っているものもありますので、5gは安全な量だと思います。