男の子の身長のが伸びるのは12歳ころから始まり、14~15歳のころが平均年9センチくらいでピークとなります。
逆に女性は10~12歳ころがピークと言われています。
しかし、男性は女性と違い伸びる期間が長いせいで最初は女性より低いのですが最終的に女性より身長が高くなります。
世界的な野球選手を見ても、日本とアメリカのプロ野球選手の平均身長は10センチほど差がありますが、12歳以下の世界選手権などを見るとそれほど身長差がないのが分かります。
小学生の試合とかを見ていると、日本人も欧米人もあまり差はありません。
つまり、日本人は欧米人に比べて身長の伸びる期間が短いという事です。これはある程度しかたがない事なのですが、毎日の生活習慣を改善することで身長の伸びを止めてしまう習慣を変えて身長の伸びる期間を少しでも長くすることができるかもしれません。
以前は日本人は畳に正座する文化のため、ひざ関節に負担がかかり身長の伸びが制限されていると言われていましたが、現在はそんなことはありませんし、食事もずいぶん欧米化されているので、摂っているカロリーは多いのでその他に原因があると考えられます。
まず初めに栄養面ですが、カロリーは十分でもレトルト、インスタント食品、ファーストフードなどの消費量は非常に増えていると思います。これらは、糖質、脂肪分がほとんどであり体の成長に必要なタンパク質は非常に少ないのが特徴です。
20~30年前と違い、小学生低学年のチームでも野球レベルは格段に上がっていますので子供たちの運動による活動量は多く、活動量に対してタンパク質は十分でない場合が多いです。
また、パソコン、スマホなどを長時間することによる悪影響もいくつかあるとされています。
1.椅子に座ってスマホやテレビゲームをしていると自然と前かがみになり、背中が丸まって姿勢が悪くなります。これはゲームをするには良いのですが、自然と猫背の姿勢となり背が低く見えます。
また、内臓等の血行も悪くなりますのでも悪くなりますので、身長を伸ばすのに良いこととではありません。
2.睡眠時間が乱れるのはそれ以上に問題です。最も成長ホルモンが分泌する時間が夜10時から朝の2時位までなのですが、たとえその時間に就寝していたとしてもゲームやインターネットをしていると興奮している場合が多いのでどうしても睡眠の質が落ちます。
このようなライフスタイルの変化は身長の伸びを阻害することになりますので、特に身長が伸びる12歳以降の子供達には注意が必要です。
野球チームでプレーしている子供たちは、疲れて帰ってくることが多いので、スナック菓子などを控える事、夜型の生活を改めることで、身長の伸びを邪魔する要因をずいぶん取り除けると思います。
これからは野球の練習も少しお休みのシーズンに入りますので、疲労も少なく身長を伸ばすのには絶好の時になると思います!!