野球選手を目指すからには、まず体格を大きくしたいというのは誰もが思うところです。
ただ、体重はある程度コントロールできても、身長だけは自分の思い通りに大きくすることは難しいです。
しかし、実は身長を伸ばすためには、日々の食事で効果を出すことができるのです。そして、もっとも大切な成分が「タンパク質」なのです。
タンパク質と聞いて真っ先に頭に浮かぶのが、お肉です。ではお肉をたくさん食べればよいのでは?と思うのですが、そうではありません。
もちろんお肉には豊富なタンパク質が含まれておりますが、あくまで「動物性タンパク質」なのです。
アミノ酸を豊富に含んでいるため、肉や血をつくるのに重要なのですが、取りすぎてしまうと、カロリー摂取量をオーバーしてしまいます。つまり体形の維持が難しくなるのです。
そこで注目なのが、「植物性タンパク質」です。豆腐や納豆といった食べ物から摂ることができますし、低カロリーです。
つまり多く摂っても一日の摂取カロリー量が過剰になることはないのです。動物性と植物性、どちらもバランスよくとることができる食事を心がけましょう。
そして、身長を伸ばすために必要な成分として、有名なのがカルシウムです。カルシウムといえば牛乳ですが、実は牛乳を飲むだけでは背が伸びるといったことはありません。
カルシウムの本当の役割は?
牛乳に含まれているカルシウムの役割は、あくまで骨を強くすることです。強い体をつくり、骨折などの防止に役立つことはあっても、身長を伸ばすことにはつながらないのです。
とはいって、骨を強くすることは大切なので、カルシウムは摂りすぎない程度に摂取しましょう。
おすすめは、カルシウムとマグネシウムを合わせて摂ることです。マグネシウムには、骨にカルシウムを定着させてくれる役割があります。海藻類に多く含まれているため、昆布やのりなどを積極的に食べましょう。
また注意しておきたいのが、子供がすきな食べ物には悪い成分が多く含まれているということです。スナック菓子やカップ麺、清涼飲料水などの濃い味付けのものには、食品添加物やリン酸が含まれております。
リン酸は、カルシウムや亜鉛などの貴重な栄養素とくっ付いてしまい、体外に流れ出してしまいます。
成長を邪魔することになりますので、できるかぎり食べないようにしましょう。
当たり前の事かもしれませんが、健康的で強い体を作るには、日々の食事が大切です。そこに気を付けることで、身長を伸ばすことにもつながっていくのです。
毎日の献立を立てる際に、どんな食材が使われているのか、どんな栄養素を摂っているのかをしっかりと把握し、食生活をコントロールすることが大切になってきます。