中学生と違い、野球をやっている高校生の身長はかなり平均的になっています。自由代も後半になると成長のペースが落ち着いてくるため、極端に成長が早い子と遅い子の差がなくなってくるのもその理由ですし、身長が低い子が中学生の段階で挫折してしまうのも理由として挙げられるでしょう。
高校生の男子の平均身長は170〜172センチ程度。中学生に比べると5センチ程度高い数字となります。野球をやる高校生の平均身長はもう少し高いはずですが、それほど大きな差はありません。
そのため、中学生のように身長が低くて悩む野球少年は少なくなります。また「身長が低いからレギュラーを取れないんだ」といった不満を覚えることも少なくなるのが特徴です。良くも悪くも現在の身長を受け入れたうえで上達を目指すことになります。
またポジションもすでに決まっているケースが多く、身長に合ったポジションが選ばれるようになります。
むしろ高校生では生活習慣を見直すことが大切
しかしだからといって高校生になったら身長を大きく伸ばすことができないというわけではありませんし、野球選手として大きく成長する余地がないというわけでもありません。むしろこの時期にどのような生活を送るか、身長を伸ばすための対策や努力を行うかが大きな鍵となります。
平均身長が170センチということは普通に生活を送ってもこれぐらいの身長に達する子が多いということになります。ですからプラスアルファ、身長を伸ばすための努力を加えればもう少し高くなることも十分可能です。
とくに高校生になると間食や夜更かしといった生活習慣の乱れが出やすくなります。野球少年の場合はそれほど乱れはでてこないかもしれませんが、それでも注意が必要です。また、中学生の頃にもまして食欲が旺盛になりますから、亜鉛やアルギニン、たんぱく質、カルシウムといった成長を促す成分をうまく補うよう心がけていきましょう。
食生活で補えない分をサプリメントで補うのもオススメです。こうした対策であと一歩身長を伸ばし、野球選手としての可能性を伸ばすこともできるでしょう。